サブスクリプションの更新は、ネットワークへのリクエスト、応答内容の取得、ノードの解析という3段階で行われます。v2rayN、v2rayNG、v2flyNGでタイムアウトや解析エラー、ノードが0件になる問題が起きた場合は、まず既存の設定を残し、リンクと通信経路を確認してから、応答形式とクライアントの対応状況を調べましょう。サブスクリプションの問題とノードの接続障害を混同しないことが大切です。
サブスクリプション更新はどの段階で失敗する?
サブスクリプションリンクは、クライアントが複数のサーバー設定を取得するための入口です。ノードそのものでも、WebアカウントのログインURLでもありません。更新時には、クライアントがリンクにリクエストを送り、テキストを取得して、その中のノード情報をローカル設定に変換します。どの段階で失敗しても画面上は「更新失敗」と表示されることがありますが、対処法は原因によって異なります。
ログに接続タイムアウトが表示されたら、まず通信経路を確認します。サーバーからアクセス拒否が返された場合は、アカウントとリンクを確認してください。テキストを取得できているのに解析に失敗する場合は、形式を調べます。更新に成功しても接続できない場合は、その後の問題です。サーバーアドレス、ポート、プロトコル、伝送パラメーターを確認し、サブスクリプションURLをむやみに変えないでください。
- 更新がタイムアウトする:待機時間内にリクエストが完了していません。サブスクリプションの内容が正しいかどうかは、まだ判断できません。
- 解析に失敗する:応答内容からインポート可能なノードを認識できていません。Webページが返されたか、クライアントが対応していない形式の可能性があります。
- ノードが0件:実際に空の一覧が返された場合のほか、解析できない項目がすべてスキップされた場合や、画面で別のグループを表示している場合もあります。
既存のノードを残して、サブスクリプションリンクを確認
最初にすべてのサーバーを削除しないでください。クライアントによっては、更新時に該当グループの項目を置き換えることがあり、更新失敗時の動作もバージョンによって異なります。まず設定をバックアップしてください。使えるノードが残っている場合は、後でプロキシ経由の更新を試すために保管しておきましょう。バックアップにはサブスクリプションの認証情報やノードの接続情報が含まれることがあるため、信頼できる端末だけに保存してください。
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現在の状態を記録する
クライアントのバージョン、サブスクリプショングループ名、更新前のノード数、エラーが発生した時刻を記録します。デスクトップ版v2rayNでは「ヘルプ」→「バージョン情報」からバージョンを確認できます。画面の項目名が異なる場合は、現在のクライアントに表示されている名称を確認してください。
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URL欄を確認する
v2rayNで「サブスクリプショングループ」→「サブスクリプショングループの設定」を開き、対象グループのサブスクリプションURLを編集します。URL全体が正しく貼り付けられていること、前後に空白や改行、全角引用符、チャットアプリが付けた説明文が混ざっていないことを確認してください。
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リンクを再取得する
サービス提供元のアカウントページで、サービスの有効期限とサブスクリプションのリセット状況を確認し、有効なリンクをコピーし直します。リセットすると古いURLが使えなくなることが多いため、パソコンとAndroid端末の両方でリンクを差し替えてください。
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グループごとに更新する
まず問題のあるグループだけを更新し、すべてのグループを同時に操作しないでください。現在のバージョンに「すべて更新」しかない場合は、ログに表示されたグループ名を見て結果を確認しましょう。別のグループの成功メッセージを、対象のサブスクリプションが復旧したと誤認しないようにしてください。
直接更新とプロキシ経由の更新
「ブラウザーでサブスクリプションURLを開ける」ことと「クライアントで更新できる」ことは、同じ確認ではありません。ブラウザーはシステムプロキシやキャッシュ、ログイン状態を使う一方、サブスクリプションのリクエストはクライアント独自の通信経路を使う場合があります。逆に、システムプロキシを有効にしても、更新リクエストが必ずプロキシ経由になるとは限りません。更新方法を明示して試してください。
| 現在の状況 | まず試す方法 | 確認できること |
|---|---|---|
| この端末の通常のネットワークからサブスクリプションURLにアクセスできる | プロキシを使わずに更新 | 現在のプロキシノードがダウンロードに与える影響を切り分ける |
| 直接更新はタイムアウトするが、使えるノードがある | プロキシ経由で更新 | 既存のノードを経由してリクエストできるか確認する |
| 既存のノードがすべて使えない | まず利用可能な通信経路を確保する | 使えないノードに頼って新しいノードを取得する事態を避ける |
| どちらの経路でもアクセスを拒否される | アカウントとサブスクリプションの権限を確認する | プロキシを切り替えるだけでは、通常、認証の問題は解決しない |
v2rayNの「サブスクリプショングループ」メニューには通常、「すべてのサブスクリプションを更新(プロキシを使用しない)」と「すべてのサブスクリプションを更新(プロキシを使用)」の2つの項目があります。括弧の表記やグループ単位の操作名は、バージョンによって異なる場合があります。プロキシ経由の更新を試す前に、確実に使えるノードを選択してコアを起動し、該当する操作を実行してください。v2rayNGとv2flyNGでは、サブスクリプション設定や更新メニューを開き、使用中のバージョンにプロキシ経由の更新機能があるか確認します。デスクトップ版のメニュー名をそのまま当てはめないでください。
- 一度に変える条件は1つだけにします。まず直接更新を試し、次にプロキシ経由で更新して、それぞれのエラーを記録してください。
- ローカルプロキシのポートを変更した場合は、クライアントに現在表示されている値を確認してください。更新経路が古いポートを参照している場合は、設定も合わせて変更します。
- 自宅のネットワークとスマートフォンのテザリングを切り替えると、ネットワークの違いを切り分けられます。ただし、期限切れのサブスクリプショントークンが有効になるわけではありません。
HTTPステータスコードとよくあるエラー
以下の数字はHTTPステータスコードであり、クライアントのバージョン番号ではありません。クライアントログの表現は、OSや言語、通信ライブラリによって異なります。文言が例と完全に一致するかではなく、ステータスコード、例外の種類、失敗した段階を確認してください。
エラー:Connection timed out
原因:待機時間内に接続できていません。ルーティング、サーバーの状態、現在のプロキシ経路などが原因として考えられます。対処法:直接更新と、利用可能なノード経由の更新をそれぞれ試します。特定のネットワークだけで失敗する場合は、そのネットワークのDNSや接続制限を確認してください。
エラー:401 Unauthorized
原因:サーバーがリクエストの認証情報を受け付けていません。トークンの無効化やURLのコピー漏れがよくある原因です。対処法:アカウントページからサブスクリプションリンクをコピーし直し、サービスが有効か確認します。コアを何度も再起動しても解決しません。
エラー:403 Forbidden
原因:サーバーが現在のリクエストを拒否しています。アカウントの権限、接続元の制限、アクセス保護などが関係する場合があります。対処法:サービス提供元の制限事項を確認し、ステータスコードと発生時刻を添えて問い合わせてください。このコードだけでアカウントの期限切れと決めつけないでください。
エラー:404 Not Found
原因:リクエスト先のパスが見つかりません。古いエンドポイントが無効になった、パスが欠けている、コピー時に途中で切れたなどの可能性があります。対処法:サブスクリプションURL全体を取得し直してください。既存のパスやクエリパラメーターを残し、不要に見える部分も削除しないでください。
エラー:The SSL connection could not be established
原因:HTTPS接続を確立できません。内部例外を確認し、システム時刻、証明書の信頼設定、サーバーのTLS設定などを調べてください。対処法:まずシステム時刻を合わせ、システムの証明書環境を更新します。証明書の問題が続く場合はサービス提供元に問い合わせ、証明書検証を無効にした状態を恒久的な対処法にしないでください。
429 Too Many Requestsが表示された場合は、連続したリクエストを止め、サーバーが指定する時間だけ待ってください。500や503の場合は、サーバー側の状態を確認します。タイムアウト時間を延ばすと遅いリクエストが完了する場合はありますが、間違ったURL、認証拒否、解析できない内容は解決できません。
リクエスト成功後に解析エラーが出る場合:応答形式を確認
HTTPの200はリクエストの成功を示すだけで、応答本文が有効なサブスクリプションであることまでは保証しません。サーバーからログインページ、アクセス案内、メンテナンス告知、空文字列が返る場合もあります。ブラウザーで何か表示されても、それがノード情報なのかWebページなのかを確認し、Webページを無理にサブスクリプションとしてインポートしないでください。
| 応答内容の特徴 | 考えられる状態 | 対処法 |
|---|---|---|
<html、ログインフォーム、アクセス案内が表示される | ノードのサブスクリプションではなくWebページが返されている | サービス提供元のページから、クライアント用のサブスクリプションURLを取得し直す |
vmess://またはvless://のリンクが複数行ある | 一般的なノード共有用テキスト | クライアントが対象のプロトコルとパラメーターに対応しているか確認する |
| 長いBase64文字列 | エンコードされたノード一覧、または不完全な内容の可能性がある | 該当するサブスクリプション形式に対応したクライアントで読み込む。文字化けと決めつけない |
| JSONまたはYAML形式の設定ファイル | ノード一覧ではなく、完全な設定ファイルの可能性がある | 使用中のクライアントに合ったサブスクリプション形式をサービス提供元に確認する |
| 応答本文が空、またはノード項目がない | サーバーからノードが提供されていないか、アカウントの状態に問題がある | アカウントへのノード割り当てとサービス状態を確認し、既存の設定を残してから再試行する |
Base64はエンコード方式であり、暗号化方式ではありません。サブスクリプション全体がBase64エンコードされている場合もあれば、個々の共有リンクにエンコード済みのパラメーターが含まれる場合もあります。手動で再エンコードやデコードをしたり、文字を書き換えたりすると、元の形式が壊れることがあります。内容を確認する必要がある場合は、信頼できるローカル環境だけで行い、サブスクリプションのテキストを公開デコードサイトに送信しないでください。
- VMess:一般的な共有形式は、
vmess://にエンコードされたパラメーターを続けたものです。テキストが途中で切れていると、必要な項目を復元できない場合があります。 - VLESS:一般的な共有形式は
vless://のリンクです。クエリパラメーターに含まれる伝送設定やセキュリティ設定も構成の一部なので、サーバーアドレスだけを残してはいけません。 - クライアント用サブスクリプション:完全なコア設定とノード共有リストは別の入力形式です。特定のプロトコルを実行できても、すべてのサービス提供元のサブスクリプション形式を解析できるとは限りません。
ノードが0件になる場合とクライアントの互換性
v2rayNはデスクトップクライアントです。v2rayNGはXrayコア、v2flyNGはv2flyコアを使用します。コアの機能とクライアントのインポート機能の両方が結果に影響します。コアは設定を実行できるかどうかを、クライアントはサブスクリプションの項目をローカルのノードに変換できるかどうかを左右します。名前にV2Rayが含まれていても、3つのクライアントがすべてのパラメーターに同じように対応するとは限りません。
たとえば、Xray固有の機能を使うVLESS + REALITY設定がサブスクリプションに含まれている場合、v2flyNGでも同じ設定をそのまま使えるとは限りません。Xrayを使う場合でも、クライアントとコアのバージョンがサービス提供元の指定するフィールドに対応しているか確認してください。使用端末に合った安定版に更新し、対応する形式のサブスクリプションを取得するほうが、伝送やセキュリティのパラメーターをむやみに削除するより確実です。
- グループのフィルターを確認:更新後に検索キーワードを消し、対象のサブスクリプショングループに切り替えます。ノードが画面上のフィルターで非表示になっていないか確認してください。
- 全件失敗か一部失敗かを確認:本来複数のノードがあるのに一部しかインポートされない場合は、スキップされた項目のプロトコルや伝送方式を確認してください。サブスクリプション全体が期限切れだとすぐに判断しないでください。
- 実際のバージョンを記録:問題を報告する際は、クライアントとコアのバージョンをそれぞれ伝えてください。「最新版」とだけ書いても、互換性の違いを特定できません。
- 元のパラメーターを保持:UUID、サーバーポート、伝送パス、サーバー名などはサーバー側の設定と一致している必要があります。インポート時の警告を消すために値を書き換えると、その後の接続に失敗するおそれがあります。
サブスクリプション更新のよくある質問と問い合わせ時の情報
ブラウザーでは開けるのに、クライアントで失敗するのはなぜ?
まず、ブラウザーに表示されているのがログインページではなくノード情報か確認します。次に、ブラウザーとクライアントが同じネットワーク経路を使っているか比べてください。v2rayNではプロキシを使わない更新とプロキシ経由の更新をそれぞれ実行し、どちらが成功したか記録します。システムプロキシのオン・オフだけでリクエスト経路を判断しないでください。
既存のノードがすべて使えない場合も、プロキシ経由で更新できる?
プロキシ経由で更新するには、使えるプロキシ経路が必要です。既存のノードがすべて使えない場合は、まず直接更新を試すか、信頼できる別のネットワークからサブスクリプションを取得してください。サービス提供元に一時的な接続方法を問い合わせる方法もあります。使えないノードを使って新しい設定をダウンロードすることはできません。
パソコンでは更新できるのに、Androidではノードが0件なのはなぜ?
両方の端末で同じ有効なリンクとサブスクリプション形式を使っているか、クライアントが最新の状態かを確認し、Androidクライアントが対応するプロトコルも調べてください。v2flyNGを使っていて、サブスクリプションがXray固有の機能に依存する場合は、サービス提供元に互換形式を問い合わせるか、設定要件に合わせてv2rayNGを選んでください。
更新間隔を短くすれば直る?
認証エラーや形式エラーは解決しません。原因を調べる間は自動更新を一時停止し、手動で1回再試行して結果を確認してください。リクエスト制限がある場合は、サーバーが指定する時間だけ待ってから、適切な更新間隔に戻します。リクエストを繰り返して本当のエラーを見えにくくしないでください。
ここまでの手順でも復旧しない場合は、「サブスクリプションが使えない」とだけ伝えるのではなく、再現できる条件を添えて問い合わせてください。クライアント側の解析問題とサーバー側の認証問題を分けて説明すると、メンテナーやサービス提供元が対応箇所を判断しやすくなります。
- 端末のOS、クライアント名とバージョン、コアのバージョン。
- エラーの発生時刻、対象グループ、直接更新とプロキシ経由の更新それぞれの結果。
- HTTPステータスコードまたは例外メッセージの原文と、応答内容がWebページ、空のテキスト、ノード一覧のどれか。
- 更新前後のノード数、すべてのグループで失敗するかどうか、最近サブスクリプションをリセットしたか。
- 機密情報を伏せたログの一部。サブスクリプションURL全体、トークン、UUID、ノードの認証情報は必ず隠してください。